変わった名前のトルコ料理 : シリーズ3

名前に隠された逸話とは?

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7. アナル・クズル・チョルバス(母と娘のスープ)
1474271233_400アダナ県の名物料理の一つとして知られるアナル・クズル・チョルバス。スープの中の挽き肉詰めのキョフテ(ミートボール)がお母さん、小さなキョフテとひよこ豆が娘たちのように見えることから、スープの名前がアナル・クズル(母と娘が入っている)になったそう。

8.スュトリュ・ヌーリエ

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1980 年クーデターの時。ある軍人がバクラヴァはとても高いと言ったことで、役所はバクラヴァの値段に上限を設けた。しかし、これがバクラヴァ屋には痛手となり、店の閉店を招いくことになった。そこで、あるバクラヴァ職人はピスタチオの代わりにヘーゼルナッツを使い、重さを足すために牛乳を加えた、低コストのスュトリュ・ヌーリエを売り始めたという。スュトリュ・ヌーリエはこうして生まれたが、生みの親はこのデザートの名前には特に意味はないと言っているそう。

9. ヴェズィル・パルマウ (大宰相の指)

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このデザートの名前にはこのようなストーリーがある。スルタンは大宰相と共によく狩りに出かけていた。ある時、宰相が誤ってスルタンの親指を切ってしまうが、こう言った。「何かしら良いことがあるでしょう、陛下」

また別の狩りの日、スルタンは人食いの部族に捕まってしまう。しかし、この部族にはある規則があった。五体満足でない人間は食べないと言う決まりである。付き人が犠牲となっていく一方で、スルタンは一本指が足りないことに救われたのだ。

翻訳者:岩田紗知

情報源: m.mynet.com


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