シルクロード:突厥之路 6

GRT(グルメトルコ)特集

第三日目:サマルカンド


・レギストン広場

Registonといえば、サマルカンドの名所。世界史の史料集には必ずと言っていいほど掲載されているところである。

ティムール朝の時代に建てられたモスク、マドラサに三方を囲まれた広場であり、自分にとっては前日に砂嵐に見舞われた苦い場所でもある。しかし本日はまったくの快晴、30℃を越す気温のはずではあるが乾いた風が涼しい。建物の影で木立を見ながら休めば十分しのげる。往時はこうして沙漠を行く隊商が疲れをいやしたのであろう。

そして、蒼。思いつく限りの青色が一堂に会した広場である。天の蒼、モスクの天蓋の碧、タイルの青、藍、紺、紫・・・・。

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こちらはマドラサの壁に描かれている絵、200ソム札にも掲載されている。虎と太陽かと思うのであるが、太陽の中に人の顔が描かれているという不思議な絵である。これが何を意味するのか、中央アジアの(イランの?)研究者に聞かねばならない。

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中央のモスクの天蓋は、仰ぎ見れば満天の星空である。レギストン広場、小説家ならざる自分には言葉で説明ができないが、ともかく本来は手の届かないはずの天や星、太陽を人の手によって新たに描き出した空間だということである。

ところでグルメトルコの企画で書いてはいるものの、おそらくこの日はホテルの朝食と道端のラヴァシュ(薄い生地で肉や野菜を巻いたもの、おもにトルコで見る料理だと思っていたのだが、ウズベキスタンでもよく見かけた。もとがウズベク料理なのか、トルコ料理がウズベキスタンに進出したのか?)しか食べていない。何を隠そう、独りでレストランに入れないのである。

永島 育

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