極上牛肉ピラフを求めて

一度食べた人を惹き付けてやみません

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皆さんメルハバ!

今回はタクシム広場はイスティクラール通りにある、知る人ぞ知る穴場ピラフ屋をご紹介します。

そこには、何があるかと言いますと・・・もちろんそう、ピラフです。でもただのピラフではありません、黒海地方トラブゾン産の濃厚バターで炒め、そこに煮込んだ牛肉を載せた絶品のピラフなんです!
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どうです?見ただけでよだれが出てきませんか?僕はもう頭に思い浮かべるだけで空腹とよだれのスイッチが入ります(笑)
肉は牛ヒレ肉を使い、2時間じっくりと牛骨からとったダシで煮込み、それからバターで炒めたピラフは店主こだわりの一品。そもそもこのピラフ屋は、1856年に黒海地方はトラブゾンのカルカンオール一族が代々受け継いできた味を提供しているお店で、お店には一族の写真が飾ってあるほど。店主曰く、「ウチの一族は朝昼晩喜んでピラフを食べるほどピラフが好きなんだ」とのこと。
トルコでは基本的に米はバターで炒めて食べるスタイルで、せいぜい昼か夜に一度食べる程度です。朝は食べません。加えて日本のようにただ水で炊いて食べる習慣はありません。むしろそれだと食べないし、変に思われるパターンがほとんどです。。。
僕はピラフが大好きなので、いままで色んなレストランでピラフを食べましたが、ここのピラフを超えるピラフは未だに見つかりません。それほど使用しているトラブゾン産のバターが、ピラフの美味しさを引き立てているのだと思います。なのでこのピラフだけで僕は2杯はいけます。お値段は12.5トルコリラ。ちなみにトルコ語では「Kavurmalı Pilav」カヴルマルピラフと言い、実際に注文する場合は「Bir porsiyon kavurmalı pilav (ビル ポルスヨン カヴルマル ピラフ)」一皿牛肉ピラフと言えば通じます。

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そしてもう一つ、このお店で忘れてはいけないのがコレ、「クルファスルイェ」。
クルファスルイェとは、白インゲン豆を長時間煮込んだ料理で、豆は柔らかく、口の中でとろける様は個人的にはトルコのサイドメニューの王と呼ぶに相応しい料理だと思っています。実際にこの料理を注文するときは、ピラフとセットで頼む場合がほとんどだし、ピラフの上にかけて食べる「クルファスルイェ丼」のような注文も一般的です。
そしてここのクルファスルイェは、またしてもトラブゾンバターの恩恵を受け、その上で店主が3〜4時間じっくりと土鍋で煮込んで作っているので、味も柔らかさも天下一品。僕はアジアサイドに住んでいますが、わざわざこれを食べにヨーロッパサイドまで来るほど、一度食べた人を惹き付けてやみません。写真は僕のおすすめの食べ方で、少量のミントと唐辛子をかけた状態のものです。唐辛子は好みによりますが、ミントをかけるとこれまた美味しいので是非お試し下さい。ちなみにミントのトルコ語は「Nane(ナーネ)」です。こちらのお値段は7トルコリラです。

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どちらも一片に食べたい方は、「Karısık(ミックス)」で注文することもできます。僕はどちらかと言うとこの方法で注文をすることが多いです。ちなみに写真のは大盛りサイズで、お腹いっぱいになること間違いなしです。お値段は22.5リラで、普通サイズは15トルコリラです。横にヨーグルトの飲み物アイランも忘れずにどうぞ。

さて、次は気になるこのお店への行き方をご紹介します。

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出発地点はここタクシム広場。まずはこの中央にある像から、奥に見えるドーム状の教会が見える方に進みます。そうすると直ぐに路面電車の線路が見えるので、その方向に向かうと。。。

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するとあの有名なイスティクラール通りの入り口に差し掛かります。相変わらず現地のトルコ人を始め、世界中から来た観光客で季節、昼夜関係なくごった返しています。ここを通り沿いにまっすぐ進みます。

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5分ほどしばらく進むと、右手に「DEMIRÖREN」という白い大きな建物が見えてきます。ここまで来たらあと少し、この白い建物の反対側に緑色を基調とした銀行があるので、その横の細い通りに入っていきます。

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すると入ってまもなく、この「Kalkanoğlu pilavcısı」という看板が見えてきます。ここが今回紹介したお店になります。時々バターの香りが通りまで漂ってくることがあるので、すぐに見つかります。中はこぢんまりとしているので、昼間はお客さんで混み合っている場合もあります。テーブルに座ると、今まで食べたお客さんが書き残していったメモが見られ、どれだけここのピラフが人々に愛されているかが分かります。ちなみに僕が書いたのも残っています(笑)。

いかがでしたか?皆さんもトルコに来られた際には、この絶品ピラフを食べに行ってみてください。きっと一度食べたら、気にいること間違いなしです。

それではまた次回をお楽しみに!ギョルシュルズ!
※この記事に記載した金額は、すべて2016年10月現在の値段です。

投稿者:小林 正貴
インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashimasataka/


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