
ドネルケバブは今やトルコだけのものであろうか?今日ヨーロッパはもちろん、世界のほとんどの街角でケバブ屋を見つけることができる。トルコだけにとどまらず国外にまで広まっているケバブ人気だが、そうなるとその中でも最もおいしいケバブはどこで食べられるのであろうか?と気になってくる。ケバブの本場トルコでケバブ屋はあふれるほど存在するが、その中でも一番おいしい店はどこなのか?さすがに選びきれないため、トルコ中から厳選した10店を紹介する。トルコを訪れた際には是非本場の中の本場の味を味わってもらいたい。
なお、以下の日本円換算は2016年11月6日時点のものである。
1.炭火を使ってじっくりと : BAYRAMOĞLU (バイラムオール) (イスタンブール、カヴァジックにて)
牛と羊両方の肉を使って作られる。おいしさの秘訣は炭を使った調理法にある。肉が乾燥し始める前に、油と共に提供される。カロリーを気にする人でも、ほとんどの場合一皿では十分でない。二皿目を注文しておくのをお忘れなく。
一皿/20トルコリラ (652円)
2.行列の絶えない人気店 : KARADENİZ(カラデニズ) (イスタンブール、ベシクタシュにて)
1937年よりイスタンブールの人々がよく立ち止まる場所である。店自体は小さいため入口の前でよく行列ができている。アスム・シェフは羊肉と牛肉の両方を使っている。
一皿/18トルコリラ (587円)
3.アジュダ・ペッッカン御用達 : ULUDAĞ KEBAPÇISI(ウルダーケバブジシ) (ブルサ、エスキガラジにて)
ブルサに2店、イスタンブールのアタシェヒル地区に1店、と全部で3店舗展開している。ドネルケバブの65%は羊肉、35%は牛肉だ。使われる肉は1964年から同じ肉屋から仕入れてる。トルコの人気歌手セゼン・アクスやアジュダ・ペッッカンもよく通っているとのこと。運が良ければ遭遇する可能性も・・・!
一皿/25トルコリラ (816円)
4.肉はバルケシル県から : ŞAHİN USTA(シャーヒン・ウスタ) (イスタンブール、ヌルオスマニエにて)
トルコ最大の都市、イスタンブールにいるならば、必ず寄ってもらいたい。1969年から店の前は行列が絶えない。店の肉はバルケシル県から仕入れている。おいしさの秘密は、牛のリブ肉を使っていることである。
一皿/15トルコリラ (489円)
5.食べ方はあなた次第 : SAKIPAĞA DÖNER EVİ(サクパー・ドネル・エビ) (イズミル、カルシュヤカ区にて)
イズミルの繁華街、カルシュヤカ・チャルシュになくてはならない店の一つ。イズミル県内にもう一店舗構える。食べ方は皿に盛って、ラップで、パンもしくはバーガーにはさんでなど、お好きなように。店のアイランやミルクを使ったデザートで使われる牛乳は同じ農場のものを使っている。
一皿/17.25トルコリラ (563円)
6.大自然の恵みがおいしさの秘蜜 : HACI BABA (ハジ・ババ) (エルズルム市、ヤクティエ区にて)
エルズルム市に2店、アンカラに1支店構える。おいしさの秘密はエルズルムの広大な自然の中で育てられた牛にある。1964年から同じ味を守っている。
一皿/15トルコリラ (489円)
7.高級店ですら見つけられない奇跡のおいしさ : ZÜMRÜT BÜFE(ズムルット・ビュフェ) (イスタンブール、エミノニュ地区にて)
店の名前はビュフェ(トルコ語で小さな商店・売店)とあるが、ここで食べられるドネルは高級店でも見つけられない。店の構えるエミノニュの商人たちは1961年からこの味を忘れられず、離れられずにいる。肉はチャナッカレ県から仕入れている。
一皿/29トルコリラ (946円)
8.60年間変わらない味 : ULUDAĞ ET(ウルダアー・エツ) (アンカラ、ウルス地区にて)
1956年から4つのテーブルしかないこの小さい店で、お客さんをおいしい旅に連れていくためにエルダル・イペケシェン・シェフは、「この小さい店にも関わらずこれほどまでの年数やってこれたのは、我が店のユニークな味を守り続けているからだ。」と語る。サイドメニューも充実しており、外れがたい。
一皿/23トルコリラ (750円)
9.1858年開業の老舗 : TARİHİ İNEBOLU(ターリヒ・イネボル) (カスタモヌ県、イネボル市にて)
1858年から店を構えるこの店は、現在四世代目が経営している。羊肉のみを使い、炭火でじっくり焼いている。メフメト・ヤーシン・シェフは、「ベストの温度で焼いているから、この味わいが出せるんだ」と話す。
一皿/14.50トルコリラ (473円)
10.新しいモダンな店内 : LEZZET CO(レゼット・コ) (イスタンブール 、ニシャンタシュ地区にて)
開店から4か月がたったが、店はスタイリッシュでモダンなデザインである。トラキヤから仕入れている肉は36時間特製マリネに漬け込まれ、炭火で調理される。
一皿/23トルコリラ (750円)
情報源:www.hurriyet.com
翻訳者:Chihiro UCHIYAMA
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