
おいしい料理と奥深い歴史の二つが合わさった街、ガジアンテプ。バクラバからベイラナ、キュネフェからカトメルまで、すべてガジアンテプの食文化なのである。
様々な文化をルーツに持ち、その豊富な食文化で有名なガジアンテプは、アナトリアの中で最も重要で大きな街の一つ。前菜からメイン料理まで、ケバブからデザートまで、頬が落ちるほどの絶品料理が集まったガジアンテプに行った際には必ず食べてほしい料理を紹介する。
ベイラン
イスタンブルの多くのケバブ屋で見かけるものの、本当の味はガジアンテプで見つけることができる。牛肉、にんにく、米、牛脂そして牛のだしによって作られる。大量の唐辛子とともに食べられる。
ユバラマ
ベイランと大変似ているが、ユバラマ・スープはメイン料理として食べてもいいくらい満腹感があり、ガジアンテプの公式料理の一つである。セモリナ粉入り、ひき肉入り、米入りミニトルコ風ハンバーグ、牛肉そしてひよこ豆とともに作られる。バターの中で揚げたミントとともに口に幸せをもたらしてくれる。
アラナージック・ケバブ
多くの人に知られているアリナージクではなく、アラナージック・ケバブでは、柔らかい肉、バターを使ったピデ、グリルしたナスを使ったヨーグルトとともに食べられる。
フィリク・ピラフ
小麦の穂が熟す前に摘まれた特別なフィリク小麦によって作られる。ひよこ豆、サルチャ、牛肉そしてバターで調理される。氷のように冷たいアイランと共に、これ一食で十分である。
ナス・ケバブ
炭火で焼いたナスを、おいしいキョフテと共に串に刺されたナス・ケバブは、ガジアンテプの最も有名で、皆に好まれるケバブの種類の一つである。
ケフケ
ガジアンテプに行った際には自分用にも、またお土産としても思わず買ってしまうクッキーの一種である。ひよこ豆のイースト入りでゴマが贅沢に使われたこのクッキーは長期間保存がきく。
カトメル
アンテプ地域の最も有名なデザートの一つであるカトメルは、薄い生地の間にアンテプ産のピスタチオを贅沢に使い、カイマックと一緒に食べられる。
バクラバ
ガジアンテプ料理と言って、まず一番最初に頭に浮かぶものは間違いなくバクラバである。薄く伸ばした生地に大量のアンテプ産ピスタチオを、純バターそして最高のシロップで仕上げられる。ガジアンテプに行っておいてバクラバを食べないで帰ることはできない。むしろ、帰る時もガジアンテプのバクラバを食べ、友人にもこのおいしさを教えたくなってしまうだろう。
翻訳者:Chihiro UCHIYAMA
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