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イスタンブールでは汽船が、東京の地下鉄と同じ感覚で利用されている。イスタンブールをアジア側とヨーロッパ側に隔てるボスポラス海峡を、矢切の渡しのように滑る汽船はイスタンブール市民にいちばん親しまれている交通機関である。
イスタンブールの汽船が東京の地下鉄と違うのは、それほど混みあわないということ。つまりゆとりがあるということ。
汽船では欧亜連絡の30分ほどの一息に、一杯50円ほどでチャイが提供されている。本を読むもよし、カモメ飛ぶ空を眺めるもよし、おしゃべりにもよし、そんな汽船でチャイを飲む時間こそがイスタンブールの贅沢な過ごし方ではないだろうか。
執筆者:永島 育
情報源:http://www.sehirhatlari.istanbul/tr
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