トルコ料理の伝統 ー連載シリーズ3ー

「魚料理」「ミルク」

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 遊牧民でも、魚を食べる:魚料理

湖や川の近くに住むトルコ人は紀元前以来、魚を捕まえて生計を立ててもいた。

網や針のついた釣竿もしくは木の表皮から作られたカゴで、川や湖から魚を捕まえていた。例えば、高水準の工芸品を残したことで知られる古代のスキタイ人の食卓にはチョウザメがいつもあった。どの魚も綺麗に洗って塩漬けや日干しされ、冬の間にしばしば食べられていた。

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アイランではなく:ミルク

トルコ人にとっての国民食ならぬ国民ドリンクはアイラン(塩気のあるヨーグルトに近い飲料)だろうか、はたまたラク(地中海で飲まれるぶどうの蒸留酒)だろうか。

しかし、ここで一つ疑問がある、ミルクは入らないのか??と。もちろん入る。なぜならたくさん消費されると同時に、ミルクこそ神によって認められた飲み物なのだから。昔のトルコ人はミルクのたった一滴でさえも無駄にしなかった。当時のシャーマンでさえもほとんどの病気を調理済みの牛乳で処置を施したと言われる。また、牛乳のクリームをケーキに塗って包んだり、冬の寒い時期に肌が乾燥しないように顔に塗ったりもしたという。


文責:広田潤平

情報源:http://yemek.com


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