変わった名前のトルコ料理:シリーズ2

その名前の由来、逸話

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4 ヒュンキャル・ベーンディ(スルタンのお気に入り)

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一説によると、ヒュンキャル・ベーンディという名前の起源は、ナポレオン三世の妻ウジェニー・ド・モンティジョにあるらしい。
当時のスルタンであるアブデュルアズィズは、ナポレオン三世とその妻を宮廷に招待した。ところがウジェニーは招待に一人で行かざるを得なくなったので、フランス人の料理人を連れて行った。

フランス人の料理人とトルコ人の料理人は一緒に働くうち、フランスのベシャメルソースにトルコのローストしたナスと子羊肉を盛り、スルタンにさしあげた。スルタンはこの新しい料理をかなり気に入り、その日以来、この料理の名前は「スルタンのお気に入り」となっている。

5 イマーム・バユルドゥ(坊さんの気絶)

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昔々、あるイマーム(宗教指導者)は、妻のつくったこの料理を初めて食べたとき、その美味しさに気絶してしまったそう。他に、飢饉の時期に材料のコストの高さを聞いて気絶したという説も。

6 ムフラマ

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いくつかの地域では、”クイマック”として知られる”ムフラマ”。とうもろこし粉、バター、特別なチーズで作られるのだが、たいそうな高カロリーでもある。”ムフ”という単語は実は”大きな釘”を意味し、”ムフラマ”は、人をその場に固定して、身動きさせない状態にさせるという意味である。ムフラマを食べたあと、何もできな〜いとなるのは、”ムフラマ”という名前のせいにしてもおかしくないような気がする。

 

翻訳者:岩田紗知

情報源: m.mynet.com


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