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イスタンブール 帝王の都
イスタンブール、ローマ帝国・ビザンツ帝国・オスマン帝国という三つの「ローマ帝国」の玉座の街であり、四辺のあらゆる王侯が王座を置くべく狙った街でもある。
とくに第一次世界大戦後に滅亡したオスマン帝国は、最後のローマ帝国、最後のイスラーム帝国、最後の遊牧民帝国という特徴を持つ。
ローマ帝国最後の都はこのコスタンティニエ(コンスタンティヌス大帝の街)、イスラーム帝国最後の都はこのデルサアーデト(幸いなる街)、遊牧帝国最後の都はこのアースィターネ(京)、どれもイスタンブールの別名である。
ロシア語の別名はツァリグラート、そのものずばり皇帝の街である。
いまはトルコ共和国最大の都市であるイスタンブールの玉座には、皇帝の代わりにネコが座っている。
冒頭の写真はアジア側からアヤソフィアとブルーモスクを望んだもの。
筆者の家はイスタンブールのアジア側にある、ここからアジアの反対側にある東京を目指す。
永島 育
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