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ラマダン(断食月)やバイラム(断食明けの祭り)といえばノスタルジックなマージュンが思い浮かぶ。これはオスマン帝国時代から現在まで伝わるお菓子で、今も屋台で売られている。今回はこのカラフルな練り飴(マージュン)を紹介しよう。
「Macun」という言葉は、アラビア語の「acn」(練る)という単語から来ている。トルコ語でも「練る」「混ぜる」などの意味がある。マージュンの成り立ちをちゃんと知っている人がいなかったため、当初は健康のために作られていたと考えられていた。
マージュンの中にはカラフルな飴とスパイス、果物が入っている。クローブ、しょうが、シナモン、ハイビスカス、レモン、ミント、そしてオレンジなどがベースとなるスパイスと果物である。砂糖、水と一緒にスパイスと果物を沸騰させて冷ますと、マージュンが出来上がる。それを木の棒に巻き付け、最後に金属の飴大の真ん中に置かれたレモンを塗って客に渡す。
かなりカラフルだが、人工着色料は使われていない。
トルコにはイフタール(断食明けの食事)の後に散歩する習慣があり、マージュンはその時に食べるのにもってこいだ。
しかし残念ながらラマダン月以外にマージュンはほとんど売られていない。
そのため見つけたラッキーな人はぜひ注文してみて欲しい。味だけでなく、屋台の人のパフォーマンスにも注目するとおもしろい。
情報源:https://harbiyiyorum.com/osmanli-macunu-nedir/
翻訳者:松原 くるみ (Kurumi Matsubara)
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