500年の歴史を誇る オスマン帝国の飴

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アキデ・シェケリ(Akide Şekeri)は伝統的なトルコの飴である。トルコ・オスマン帝国料理の中で最も古い歴史を持つ飴の一つだ。Akideの意味はアラビア語のAkit(契約、信奉、忠誠)という単語から来ている。

オスマン帝国時代にはイェニチェリ(オスマン帝国直属の軍隊)に報酬を与える儀式で食事が振る舞われていた。軍人たちは貰った報酬に満足すればアキデ・シェケリを皇帝に渡していたという。このようにアキデ・シェケリは皇帝に対する感謝と忠誠心を示す、ある種の契約関係を表すものであった。

 

アキデ・シェケリの歴史は16世紀までさかのぼる。独特の味の秘密は果物と砂糖を何時間も銅鍋の中でゆっくりと沸騰させながら混ぜること。これが大理石の台の上に注がれ、熟練の職人の手によってさっと練られる。最後に飴専用のはさみを使って一つ一つ切ると、アキデ・シェケリの完成だ。

 

Mevlüt(コーランを読み聞かせる儀式)で振舞われるわれるアキデ・シェケリは、葬式や結婚式、子供の誕生などの重要な儀式でも欠かせないものである。

ベルガモット、レモン、バラ、シナモン、ゴマ味のアキデが最も有名で、中でもシナモン味は特に人気がある。

翻訳元:https://harbiyiyorum.com/akide-sekeri-nedir/

翻訳者:松原くるみ (Kurumi Matsubara)


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