ぶどうジュース ハルダリイェ

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Hardaliye(ハルダリイェ)はクルクラーレリ地方の料理に分類される。特産のブドウから伝統的な手法で作られ、アルコールを含まず、飲むと元気になるといわれる飲み物だ。ムスタファ・ケマル・アタテュルクが1930年にクルクラーレリを訪れた際に「この飲み物を国民に広めなさい」と言ったにもかかわらず長い間地元でわずかに作られるだけだったハルダリイェは近年知名度をあげてきている。

ハルダリイェの準備はブドウが最も熟した状態で収穫してからはじまるので9月中旬から10月、11月に作られることになる。

ハルダリイェを作るときに大事なのはオーク材から作られた10~12センチほどの樽だ

この樽と同じように壺を使うこともあるが、残念ながらこの伝統は現在失われつつある。熟したいい香りと色をしたブドウを洗い、潰さずに慎重に房から実をとる。

少し割れた(でも潰れてはいない)ブドウを樽の中に一列に並べる。その上にサクランボの葉、さらにその上に少し割れたクロガラシの種を並べる。

この一連の流れを繰り返し、樽の上部に指5、6本が入る空間を残す。並べ終わったら上にブドウのエキスとブドウの粉を散らす。クロガラシの種がブドウエキスの発酵を防ぐので、アルコールに変わることはない。

ハルダリイェが熟成するには22℃~25℃が好ましい。完成には20~22日を要する。熟成期間は冷暗所で保管する。熱すぎたり寒すぎたりするとおいしさに悪影響を及ぼしてしまうためだ。

トルコの伝統あるブトウジュース、是非お試しあれ。

情報源:Trakya Gezi.com

投稿者:稲見静江(Shizue Inami)


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