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トルコで冬の味覚の王様といえば、冷えた体を温めるサーレップ。
サーレップはラン科の植物の球根をすりつぶしたもののことだ。主な生産地はカスタモヌ県をはじめとする黒海沿岸やトルコ東部である。
サーレップを1キロ作るためにはだいたい2600個の球根が必要だが、1つの花から採れる球根はたった2本。このため混ぜ物なしのサーレップは高級品だ。
球根は収穫して洗ったあと、牛乳か水で寝かせてから紐に通して日陰で干し、そのあと石臼で粉末にする。こうしてできたサーレップはホットミルクに溶かして飲まれている。
とろとろで暖かいサーレップは、のどや胃腸に良く、風邪の予防にぴったりだそう。
執筆者:岩田紗知
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